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そもそものそもそも

いつまで続けられるだろうねえ

最近のアーティストはみんな上手くないすか?

 最近の表現はどれもテクニカルになったなあ、という漠然とした感想を良く抱く。

 音楽でいえば去年のディアンジェロのアルバムは凄かったし、かつてあれだけシンプルだったレデイオヘッドもa moon shaped poolは巧みだった。アニメもガルパンはよく出来たものだったし、SHIROBAKOはまだ序盤しか見てないけど恐ろしく上手い。シンゴジラも職人芸だったよね。

いやー、どれも面白かった。ただ、最近は強烈な下手くそが少ないなあと思う。表現には下手くそしか描きえない領域があるから、そういう奴らがいた方が多様性は確保される。僕は極端なのが好きだから上記の作品はどれも面白いけどドはまりはしないんだよね。構成と比喩が完璧な代わりにキャラクターがステレオタイプで幼稚なポーとか、キャラクターと演出は天才的だけどストーリーは出来が悪い富野とか(そういえばGレコは最近にしてはいい意味で下手な作品だったな)、メロディとギターノイズのセンスは抜群なのに技術は皆無のペイヴメントとか。もちろん上手いことに悪はないけど、表現において一要素を突き詰めるには他を捨てる必要があるんだよね。アッシャー家の崩壊で館の主人がキャラとして肉付けされていたら、かえってラストの人間と館の折り重なっていくことの異様さは損なわれていただろうと思う。そろそろそういう一発芸的な奴は現れないかなあと待っている。